2009-12-01から1ヶ月間の記事一覧

増築重ねた旅館

朝、何気なく新聞読んでたら、湯浅誠・内閣府参与へのインタビュー記事が。 生活保護を中心としたセーフティーネットについての話題ですが、いいこと言ってます。 問題は雇用と福祉の連携の問題です。全国を渡り歩く派遣労働者が増え続けている。雇用は流動…

国民健康保険条例の一部改正(その2・一部訂正)

WAMNETの行政資料の社保審医療保険部会のページに制度改正の概要の資料出てましたね。これを踏まえて以下の点を訂正。 【改正動機2:基礎賦課限度額の引き上げ】 引き上げ額出てました。 基礎賦課限度額:47万円→50万円 後期高齢者支援金等賦課額…

大掃除

庁内用のBBSに「年末なんで大掃除してくださーい」という文面が掲載されているのを見つつ、黙々と例規審査業務を進めている俺&同僚2名。 同僚B「すみません、楽な仕事します(と言って今年1年の例規審査関係文書のファイリングを始める)」 同僚A「…

肩すかし

子ども手当に地方負担を、というニュースを昨晩聞いて、さてどんな罵詈雑言を浴びせてやろうかと一日考えていたところ、今日ニュースサイトを見たらこんな話が。 子ども手当、初年度は暫定措置で地方負担 地方交付税は満額 藤井裕久財務相は23日、平成22…

国民健康保険条例の一部改正(その2)

ちょっと整理してみる。 【改正動機1:21年度の税制改正に伴う所得割算定方法の改正】 21年度の税制改正及びこれを踏まえた国民健康保険法施行令の改正を踏まえ、国民健康保険条例中所得割額の算定方法の改正を行うもの。改正内容としては「上場株式等…

どひー

打ち合わせを終えて自席に戻ったところ、同僚に声をかけていただく。 同僚A「どうしました?なんか、苦笑が漏れてますよ」 俺「(苦笑)いえ、3月議会の国民健康保険条例がですね」 同僚A「ああ、あの『どひー』って言ってた」 俺「ええあの『どひー』っ…

子ども手当法(予想)

児童手当法の一部を改正する法律 児童手当法(昭和四十六年法律第七十三号)の一部を次のように改正する。 題名を次のように改める。 子ども手当法 目次及び本則中「児童手当」を「子ども手当」に改める。 (以下略) ……すべて決定するまでは黙っているつも…

受託業者の事故と賠償責任(試論)

まだ考えがまとまりきっていないが、書いてるうちにまとまってくるかもしれないので試しに書いてみる。 【設例】一般廃棄物の収集及び運搬を市から受託している事業者の従業員が、当該収集運搬作業中に人身事故を起こした場合の市と事業者の損害賠償責任はど…

小諸市自治基本条例素案

小諸市ホームページ上で公開されている表題の条例案ですが、なかなか思い切った規定が見られます。 (区の役割) 第8条 区は、対象地域における共通課題を解決し福祉の向上を図ります。 2 区は、まちづくりを推進するため、対象地域に住む人の意見の把握と…

国民健康保険条例の一部改正

全庁的に12月議会モードですが、法規担当はこの時期3月議会に向けた条例審査の準備をしています。 原課「3月議会で国民健康保険条例改正するんですけど」 俺「はあ」 原課「改正動機が4つありまして」 俺「どひー」 以下並べると、 21年度の税制改正…

子ども手当の地方負担論議ふたたび?

結論が定まるまでは一喜一憂しないことにした。 ただ、万一、地方自治の本旨に反し、あるいは、国と地方の財政規律を損なうような結論が出たときのための罵詈雑言は準備しておく。 【地方自治法2条11項】 地方公共団体に関する法令の規定は、地方自治の本旨…

野田市公契約条例

うちの市でも多少話題に上るようになってきました。 個人的見解としては、最低賃金法の定めと異なる最低賃金を定めようとするものであれば違憲だが、契約者の選定基準のひとつに過ぎないというのであれば、ただちに違憲とまでは言えず、したがって、仮に当該…

行政不服審査法の全面改正

ようやく、方向性らしきものが漏れ聞こえてきました。 ソースは相変わらず時事通信社の情報配信サービス「iJAMP」より。原口総務大臣の発言。 総務省は自公政権時代に行政不服審査法改正案を出していた。しかし、私は当時の改正法案についてヒアリングしてき…

忌避施設と住民同意

忌避施設。 他にも嫌悪施設とかNIMBYとかいろんな呼ばれ方をする。要するに、社会生活上必要不可欠な施設だが自分の家の近くに建てられるのはちょっと嫌な施設。代表例として、墓地とか産廃処分場とか原発とか。 で、これらの施設の設置許可の条件とし…

神戸市外郭団体人件費住民訴訟・高裁判決(その2)

tihoujitiさま経由で、被控訴人(原審原告)のホームページに掲載されている判決文に行き当たりました。多謝。 【判決文】 ……うーん、新聞報道と全然違うなぁ。前回予防線張っといてよかった(こら 債権放棄の議決(正確には、債権を放棄する旨の条例案の議…

民主主義のレベル

昨日のエントリで挙げた北川正恭・早稲田大大学院教授(前三重県知事)の発言について、オリジナルソースを発見しました。時事通信の情報配信サービス「iJAMP」で2009年8月17日に配信された、マニフェスト選挙についての同教授へのインタビュー記事です。 マ…