2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

不服審査の存在意義

果たしてこれも阿部説の勝利、と言えるのかどうか。 課税ミスで固定資産税を多く取られたケースで、不服審判請求(原文ママ)をしないで過払い分の返還が認められるかどうかが争われた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(宮川光治裁判長)は3日、「不服審査な…

引継ぎ完了

何日か前のことになるが、会議録の回覧と一緒に、添付資料として、今議会の提出議案の概要が回覧されてきた。 その中に、ずっと気になっていた条例案3本が無事掲載されているのを見て、すごくほっとした。この3本は、この3月まで私が担当していたもので、で…

信頼関係を築くには

署名記事に対して私のような匿名ブログが批判めいたことを書くのは、いささかみっともないことだと承知しているが、記事そのものへの批判ではなく、この記事に顕著に現れている土対法の考え方そのものへの疑問を呈するものとして、どうか大目に見ていただき…

憧れの赤い君

思い返してみれば、子供の頃からニックネームは「先生」とか「師匠」とかの類が多かった。役所に入ってからも、同期の中ではなぜか「先生」と呼ばれている。 見た目はよほど落ち着き払って見えるらしく(実際にはまったくそんなことはないのだが)、ヒトケタ…

土壌汚染と瑕疵担保責任

最近は判例のチェックもサボり気味だったので、危うくこんな面白い最高裁判例を見逃すところだった。 平成22年6月1日第三小法廷判決 土地公社が工場跡地を購入したら当該土地の土壌から高濃度のフッ素が検出されたので、民法570条の瑕疵担保責任を求めた、と…

情けは人のためならず

法規担当というのは、(少なくともウチの自治体では)もっぱら各担当部門の「お手伝い」をする仕事です。逆に言うと、法規担当が、自分のとこの仕事を進めるために、他の部課に協力を求める機会というのは、考えてみるとあまり多くありません。 で、異動して…