2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

許可制と届出制

許可制と届出制の話は、『法制執務詳解』の前半でも出てくるとおり、法規担当者がかなり早い段階で通る道、法制執務の基礎の基礎である。 許可制と届出制の違いについて、法規担当者であったときは、規制の程度の強い・弱いの違いが最大の関心事であったが、…

届出と審査

さて、前のエントリで触れたとおり、水質汚濁防止法の届出制度というのは、その是非についての評価はさておき、なかなか周到に、実効性確保も考えて作られている。(それにしても、大企業の大工場ならともかく、角の豆腐屋やクリーニング屋に順守させる上で…

届出と受理

行政手続法が到達主義を採用したことから、行政行為としての「受理」は法の特別の規定がない限り観念し得ない。届出書が行政庁に到達した時点で届出者は行政上の義務を果たしたことになり、あとは行政庁側が改善命令等の処分をするかどうかの判断だけの問題…

じゅげむじゅげむ

D-lizはバリバリの文系です。 水濁法でまず何が面食らうかって、有害物質とかの名前が意味不明。技術的な用語が専門的すぎてさっぱり頭に入りません。「テトラクロロエチレン?……えーと、テトラでクロロなエチレンなのね」とか、3割くらい分かってますが7割…

新しいお仕事

ところで、この4月からの新しい職場についての説明をしていませんでした。 同期:「D-liz君異動したんだってねー」 俺:「ああ、水商売」 同期:「え」 俺:「ああうそうそ、水仕事」 なんてやり取りもあったりなかったりしますが、環境保全を所管する課へ異…

Re:法規担当が異動するとどうなるか?

今更で恐縮ですが、この4月1日に異動されたtihoujiti様の4月3日付エントリから: ■法規担当が異動するとどうなるか? 答え:多くのことが気になる。 分かります分かります。私も着任してすぐに開いた水濁法の逐条解説に「受理日とは、到達した日を指すのでは…