2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本日の感想_01

とりあえず、土対法が自然的原因を法の対象としたのはやはり安直(あるいは時期尚早)だったのではないかという気分が強まってきた。公害規制法の性質を持つ土壌汚染対策法において、そのまま自然環境を乗っけるのは乱暴ではなかったか。自然環境を扱うため…

環境法学習ノート_01

モチベーションを保つために、勉強した内容を雑駁にメモ書きしていくことにする。 今日は環境法の歴史を概観。テキスト第1章(3p-25p)。 途中、教科書にないことも適当に追加。 【4大公害事件】 4大公害病とも。イタイイタイ病・水俣病(熊本水俣病)・新…

形から入る

とりあえず教科書購入してみた。 環境法第3版(大塚直、有斐閣)。 しばらく読んでみて飽きたら次の本を買うのが俺流。 そして読みかけの本が何冊も部屋に転がっているのが俺流。 気がつくと最初の本に戻って読み直してたりするのもまた俺流。

農村空間制御の法システム、ってアリ?

都市的発展において、異なる利害関係者間の調整を行い、合意を形成し、ある時は規制し、計画的に進めるための一連の法プロセスを、大橋洋一教授は「都市空間制御」の法システムと名付けました。 そうであるならば、農村空間を制御するための法システムなんて…

学び直すなら今、なんだけど

ここ数年、行きつけの本屋の棚とか見て、環境法のテキストがずいぶん充実してきたな、と思うようになったのですが、新司法試験の選択科目になったことによる浸透効果の現れだったのですね。司法試験なんぞついぞご縁がないもんで気にしてなかったわ。 私が学…

そうは言っても育成の難しさ

で、現状、若い職員に対して、CODとBODの違いとか、紫外法での窒素の測定に向かない水の性状とか、窒素やりんを低減するために必要な水処理工程だとかを、必死に教え込んでいるわけですが。 他方で、この若手職員も事務職で採用され、今後福祉に行くか土木に…

技術継承をどうするか

ベテラン職員が次々退職の年齢を迎える中、水質保全に関する知識や技術をどのように継承していくか、というのは、頭の痛い問題です。 公害問題が今よりずっと深刻だった昭和40年代を知る職員は、その多くがここ数年の間に定年を迎えました。 大規模な工業地…

土対法は何をどこで間違えたのか

土対法が制定されたとき、水濁法がすでに地下水汚染を対象としていた。→土対法は狭義の土壌汚染、すなわち、固体である土壌粒子の汚染のみを対象とする法律となり、土壌粒子の汚染と地下水汚染を別の法律で扱う不都合が生じた。 土対法の制定当初は、法の対…

法化学ってのはどうかな

ほんとにまったくただの思いつきだけど。 法医学とか法哲学とか法社会学のノリで、法化学っていう学問分野はないもんかな、とふと空想してみた。 人為的活動により排出されるさまざまな物質(いわゆる化学物質に限らない)の環境中での動向を観察し、環境影…