愚痴
もう3年以上も前の法改正ですが、生活保護法78条の徴収金が強制徴収債権に改正されていることに、最近ようやく気づきました。 改正法(平成25年法律第104号)に経過措置の規定があり(附則11条)、平成26年7月1日以降に支弁した保護費の費用にかかる徴収金…
ここ二十年くらいの分権改革の中で気になっていたのは、「分権」の語ばかりが前に出て「自治」の語をあまり見られなかったことだ。いっとき、地方分権から地域主権へ、というような語句の使用がされかけた頃(主権は国民のものだろう、というツッコミはさて…
◎一太郎からワードに統一=スマホ対応で残業削減ー農水省 農林水産省は、1月から文書作成に使うワープロソフトをマイクロソフトの「ワード」に統一し、順次切り替えを進めている。これまでジャストシステムの「一太郎」とワードを併用してきたが、ワードは…
長めのお休みが明けて出勤すると、まずふるさと寄附金(間違ってもふるさと納税とは呼びたくない)の処理をするのが定例となっています。クレジットカード決済やインターネットバンキングのおかげで、祝日でも夜中でも寄附金を受け入れることができるのです…
夏〜秋は資金が比較的潤沢なのですが、定期預金に入れるにも市債残高より手元資金の方が豊富なので、相殺枠を考えるとかなりの資金が定期に収まりきらずに余ります。 普通、こういう局面では国債(国庫短期証券)を買うのですが、こんな社会情勢なので買って…
俺:「この仕事が終わったら……俺、子供とディズニーランド行くんだ……」 後輩:「やめてください。それ、確実に死ぬパターンですよ」
改善にかかる行政指導だって、法に基づく改善命令だって、担当職員は身を切るような思いでやってます。 正直、後味のいいものではありません。 改善命令なんてやらずに済んだらこれほど楽で幸せなことはありません。 だから、お願いだから、言うことを聞いて…
Q:年末年始のお休みは何をして過ごしましたか? A:お休み?何それ? ……不測の事態が重なり大晦日も元旦も緊急出勤でした。 1月2日に娘(5歳)から「きょうはしごとがなくてよかったねー」と慰められているそんな俺の正月。 とまれ、今年もよろしくお願い…
で、現状、若い職員に対して、CODとBODの違いとか、紫外法での窒素の測定に向かない水の性状とか、窒素やりんを低減するために必要な水処理工程だとかを、必死に教え込んでいるわけですが。 他方で、この若手職員も事務職で採用され、今後福祉に行くか土木に…
ほんとにまったくただの思いつきだけど。 法医学とか法哲学とか法社会学のノリで、法化学っていう学問分野はないもんかな、とふと空想してみた。 人為的活動により排出されるさまざまな物質(いわゆる化学物質に限らない)の環境中での動向を観察し、環境影…
そういえば国も地方も新年度予算編成真っ只中の時期ですね。 いや、直前のエントリとは何も関係ありませんよ(白々
霞ヶ関の皆様にお願いがございます。それは、地方分権を考えるときに、国の事務事業の合理化の観点から考えないでいただきたい、ということです。 これからの行政需要を中央政府のみで賄うことはもはや現実的でなく、国の権限と責任を自治体に下ろすことによ…
今更で恐縮ですが、この4月1日に異動されたtihoujiti様の4月3日付エントリから: ■法規担当が異動するとどうなるか? 答え:多くのことが気になる。 分かります分かります。私も着任してすぐに開いた水濁法の逐条解説に「受理日とは、到達した日を指すのでは…
担当課の職員に「子ども手当規則の公布で、最悪、3月31日の夜に各市役所支所の掲示板に貼り出しに行くことになるから手伝ってねー」と明るく脅しをかけてみた。 ねじれ国会のときに既に一度体験したことなので、もう怖くないぞ(←強がり
同僚が、住宅手当緊急特別措置事業の資料を並べて「うわー」とか「なんだこりゃー」とか悲鳴を上げているのが聞こえたので、「面白い話あったら教えてください。ブログのネタにしますから」と声をかけておいた。 とりあえず今日は「100円でも払え、と…」…
行政手続法により、行政行為としての「受理」の概念は一般に否定されたと言われる。もう少し詳しく言うと、行政手続法において、行政庁は申請が「到達」したことをもって応答義務を負うし(7条)、届出が「到達」したことをもって届出者の義務は果たされる…
打ち合わせを終えて自席に戻るたびに新しいメールが入っているかデスクに伝言メモが置いてあるかで、その相手方に連絡入れると新しい打ち合わせが始まって、それを終えて自席に戻るとまた(以下エンドレス)。 やべぇ、なんだかオラわくわくしてきたぞ(違
ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。 船長は、それぞれの外国人乗客にこう言った。 アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ」 イギリス人には「飛び込め…
住民訴訟と債権放棄議決に関連して、以前、国の地方制度調査会が当該議決を禁止するような自治法改正を検討してるとか何とか報じられたことがあって、「それは国に指図されることじゃネェ」と感想を抱いたことがあるのですが、要するに、今回も同じ気持ちで…
今般の保育所民営化取消請求事件の上告審は、第一小法廷に係属したわけだが、これが第三小法廷に行ってたらどんな補足意見(あるいは反対意見の可能性もなくはない)が付されたかな、と妄想してみたくなる。
ネーミングがよくないよね。掘り出した人が好きに使っていいような誤解を招く。 もとは国民みんなの金でしょ?
地方自治体の財政に影響出ないように配慮する、と言っていただけるのは有難いが。 そもそも、国の予算執行の有り無しで自治体がこれだけどたばたする、ってことが、どんだけひもつき補助が多くて自治体の財政的独立を阻害していることを表しているか、などと…
前々から漠然と「お仕事系のブログやりたいなぁ」と漠然と考えてはいたのですが、このブログを立ち上げた直接の契機は、「住宅手当緊急措置事業」と「子育て応援特別手当(平成21年度版)」だったりします。 法律の裏づけのある事務事業っていうのは、一応、…