そうは言っても育成の難しさ

 で、現状、若い職員に対して、CODとBODの違いとか、紫外法での窒素の測定に向かない水の性状とか、窒素やりんを低減するために必要な水処理工程だとかを、必死に教え込んでいるわけですが。
 他方で、この若手職員も事務職で採用され、今後福祉に行くか土木に行くか内部管理に行くかも分からない中で、異動したらただちに役に立たなくなる水質の知識を教え込むよりも、基本的なルール(契約事務とか会計事務とか。言ってしまえば、地方自治法について)をもっと丁寧に教えてやるべきなんじゃないのか、という気持ちは拭えません。
 職務上今すぐ必要な知識であるので、どうしても水質固有の知識を教え込むことに時間を割いてしまい、自治体職員の基本的な心構えやルールを教えきれていないことに、若干の歯がゆさを感じている今日この頃です。