土対法

ちばにゃん(cv:小桜エツコ)

タイトルと同じこと一度は考えたよね、みんな。 妻「チバニアンの講演会だってー(新聞か何か見ながら)」 娘「つか、チバニアンって何なの、結局」 妻「千葉県にそういう地層があってね」 俺「違ーう!(鼻息荒い)」 娘「あ、始まった」 俺「チバニアンは…

土対法は何をどこで間違えたのか

土対法が制定されたとき、水濁法がすでに地下水汚染を対象としていた。→土対法は狭義の土壌汚染、すなわち、固体である土壌粒子の汚染のみを対象とする法律となり、土壌粒子の汚染と地下水汚染を別の法律で扱う不都合が生じた。 土対法の制定当初は、法の対…

私の頭の中の阿部説

土対法4条1項の届出は、3,000平米以上の土地の形質変更(掘削又は盛土)について必要とされます。 ちなみに、改正法の施行(平成22年4月1日)より前に着手されていた(厳密に言うと、改正法の施行日から30日以内に着手された)形質変更については、適用除外…

どさくさまぎれ・その2

土対法施行規則の一部改正省令もひっそり公布・施行されてます。 【環境省プレスリリース】 詳細はこのへん参照のこと。つーか公布日即施行とかやめてくれまいか。自治体職員をインプット通りに即起動するロボットか何かだと思ってないか君ら。

地質とは何か

中学校の理科の授業を思い出していただきたい。 物質の三態とは「固体、液体、気体」である。 われわれが「土」とか「地面」と呼ぶものは、様々な物質が重なり合って構成されているものであって、その構成成分には、固体であるもの、液体であるもの、気体で…

土壌汚染対策法施行規則(コーヒーを注文したら麦茶が出てきた件)

さて、この3ヶ月の間で、土対法関連での一番大きなニュースは、土対法施行規則等の関係省令等の改正案のパブコメが出されたことでしょう。 上司「あ、なんか『土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令案』とかいうのが出てる」 先輩(土対法担当)「お…

自然的原因によるフッ素の基準超過(まとめ)

全国の土対法関係者の間で、この4月以降、自然由来による土壌汚染、特にフッ素の基準超過が、見過ごせない問題となっています。いったい何が問題なのか、ちょっとまとめてみました。 法規担当の皆様もぜひご確認ください。きっと貴方のところにも、近々誰か…

法規担当の目から見た4条1項

改正土対法の4条1項により、3,000平米を超える土地の形質変更をしようとする者は、形質変更に着手する30日前までに、届出をしなければならなくなりました。 この届出に関しては、既に都道府県・政令市の担当者間でいろいろな疑問が上がり、情報交換も頻…

信頼関係を築くには

署名記事に対して私のような匿名ブログが批判めいたことを書くのは、いささかみっともないことだと承知しているが、記事そのものへの批判ではなく、この記事に顕著に現れている土対法の考え方そのものへの疑問を呈するものとして、どうか大目に見ていただき…

国と地方の温度差

よく誤解されるのだが、土壌汚染対策法とは「土壌汚染を根本的に浄化する」ことを目的にした法律ではない。 第1条を見てもらえば分かるとおり、土対法はまず「汚染状況の調査・把握」を目的とする法律であり、その上で「健康被害の防止」を狙いとする。健康…

届出と審査

さて、前のエントリで触れたとおり、水質汚濁防止法の届出制度というのは、その是非についての評価はさておき、なかなか周到に、実効性確保も考えて作られている。(それにしても、大企業の大工場ならともかく、角の豆腐屋やクリーニング屋に順守させる上で…