当たり前だけど分かりづらい会計事務のあれこれ

◎当日の支払は朝から資金が出て行ってしまう(前日のうちに指定金融機関に小切手を渡してあり、当日の朝9:00には小切手の決済がされて預金口座から資金が出て行く)のに対し、当日の収納額が通帳に入るのは当日の銀行業務終了後です。したがって、当日の収支が黒字であったからといって、当日の支払準備金が足りるとは限りません。(当日朝の通帳残高が当日の支払総額に足りなければ、資金不足となる)

 

◎支払のためのデータや伝票は、支払日の2日前には指定金融機関に引き渡しています。なので、3日前までに審査が完了している必要があり、会計課への支払書類提出の締め切りはこの観点から設定されています。間違いに気づいて差し替えたい、といった場合も、市役所内での差し替え対応が効くのは3日前まで。2日前以降は、指定金融機関に修正依頼を出す必要があります。

 

◎あってはならないことですが、支払書類の提出が遅れたり失念していたりで「何とか今日中に払って!」と泣きつかれたとしても、通常の方法では対応できません(そりゃあ、非常時の方法がないわけではないけど。ただし、指定金融機関の営業時間が終了した後は、何をどうやっても打つ手なしで、最速でも翌日の支払となります)。

 

…年が明けるともう、あっという間に年度末ですねぇ…(いや、深い意味はないよ)