自治体のお財布の中身

さて、会計担当部門って普段はどんな仕事をしているのか。やったことがある人はよく知ってるしやったことがない人はよく知らないと思います(当たりまえ
今後は少しずつ、会計管理者と、その手足となる会計担当課の職員が普段どんな仕事をしているのか書いていけたらいいなと思います。つーか、まだ私自身さっぱり分かってませんが。


私のメイン業務のひとつが「資金管理」で、日々の歳入と歳出の状況を把握し、支払準備金に不足を生じないよう資金計画を立てる仕事です。
自治体の予算は、単年度で歳入と歳出が釣り合うように作られていますが、税や使用料や国庫補助金などの歳入がすべて4月に入ってくるわけではないので、1の年度の中で、お金が入る時期、出て行く時期を見て、支払のタイミングで支障がないよう、資金を確保しておかなければなりません。
高額の支払いがある場合、一時的に歳計現金に不足を生じることもあります。
そんなときのために、通常自治体では「財政調整基金」という基金を積み立てており、一時的な資金需給の調整が必要なときは、基金から歳計現金に繰り入れ、また歳計現金から基金に返却して、その場を乗り切るのです。


上司「D-liz君、今日8億ほど足りないから、財調から借りるって財政課(=基金担当課)に電話しといて」
俺「へーい」


俺の電話一本で億の金が動くぜ!(天丼