子ども手当から給食費を天引きできるか

　少々乗り遅れた感がありますが、そんなネタ。
　数日前の昼食時、とある定食屋での会話：

同期（福祉関係の所属）「（新聞見ながら）へー、給食費や保育料が子ども手当から天引きされるんだー」
俺「そういう方針を厚労省が出した、っていうだけの段階ね。この国会情勢だから、そもそも法案が通りますかどうか」
同期「しかも、何コレ？給食費の天引きは、保護者の同意がいるって」
俺「まあ、給食費は保育料と違って、債権の性質も債権者も自治体ごとに様々だから、そうならざるをえないんだろうね」
同期「給食費滞納するような保護者が、天引きにわざわざ同意するか？」
俺「難しいだろうね」
同期「ならそんな制度あっても意味ないじゃん。そんなことやるくらいだったら、最初から給食費全部無料にして、その分子ども手当の支給額減らした方が、よっぽど現実的だ」
俺「確かに。義務教育課程における完全給食の実施、という前提に立てば、これにかかる費用はすべて公費負担とする、という考え方は、ありうるね。しかし、現実的には難しいだろうね」
同期「なんで？」
俺「学校給食法は文科省の所管だけど、今回は子ども手当という厚労省所管の文脈から出てきた話だから」
同期「あー」
俺「まあ見てな。保育料はともかく、給食費の天引きについては、絶対すんなり行かないから」

　不吉な予言をしてみましたが、これは当たる自信があります。