悩めるロバ

 更新滞って申し訳ありません。


 直接の原因は、副鼻腔炎の悪化による体調不良ですが、同時に、ブログの方向性について悩んでいたことも、しばらく遠ざかっていた理由のひとつです。
 このブログの発足当初は、法規担当のお仕事ブログだったので、わりと日常的に、どこの自治体でもありそうなネタにこと欠かず、毎日のようにブログに書くべき出来事がありました。
 4月から仕事が変わって、もちろん、毎日の発見にはこと欠かず、相変わらずネタ満載の毎日なのですが、いざブログに書こうとすると「ん?これって書いちゃっていいのか?」と不安になります。
 法規担当の場合、基本的には役所の内部の仕事で、かつ、ある程度抽象度の高い仕事だったので、仕事上の話を書くことに抵抗を感じませんでした。しかし、環境行政の仕事は、相手先のある話であるし、個別具体的な話になってくるので、迂闊なことを書いてしまうと、役所だけでなく、事業者にも余計な迷惑をかけることになりません。
 そのうえ、個別具体的な話というのは、よほど上手く書かない限り、大概において、当事者以外にとってあまり面白くない話になってしまいます。
 そんな私の日々の業務の中で、抽象度の高い話題を見つけてこようとすると、何だか霞ヶ関への恨み節ばかりを書き連ねる結果になってしまい、それはそれで、みっともないことになってしまうわけです。


 このブログを始めたきっかけは、私自身が仕事を進める上で、多くの法規担当者の皆様のブログを参考にさせていただき、助けられてきたので、恩返しとは言わないまでも、少しは人の役に立てるような情報発信をしたい、と思ったことでした。
 そうであるならば、あまり人の悪口ばかり書くのではなく、全国の都道府県・政令市の水濁法・土対法担当者の皆様にとって、多少なりとも役に立つ情報発信をすべきではないのか、というのが、この4月以降の反省点です。
 そんなわけで、多少専門的な話題に傾く部分が増えるかもしれませんが、今後は、水濁法の判断困難事例とか、改正土対法の手探り状態の運用だとか、多少突っ込んだ部分で「ウチの市ではこうやってるよー」みたいな情報を増やしていきたいと思います。